お客様の声(GNSS活用事例)

山間部でのトラバー点 設置に活用

株式会社サンベイズ ご担当者様

太陽光発電所建設の現場で、VRS-GNSS・M6をご利用いただいています。


蟻坂

GNSS測量機を導入しようと考えたきっかけは何ですか?
導入前に課題に感じていたことがあれば教えてください。

お客様

私たちの現場は最初に何もない状態で作業を始めますから、今までは光波を据えてそこから後方交会(2点の既知点の距離・角度から機械点の位置を計算する手法)して、トラバーを増やしていっていました。

お客様

でも今回の現場は山間部で高低差がある地形なので、トラバーを増やしたいけど架台を作ってしまったら元のトラバーが光波で見えない。平地だったら全然問題ないんですが、山間部だと見えないところが大半なんですよね。

お客様

GNSSだったら機械をひょこっと持って行って、トラバーが欲しいところに出せる。他の点が見えなくても位置が出せるところが良かった。
山のてっぺんの何もないところをいきなり出せるから、これは助かります。
GNSSが欲しくなってきた一番の原因です。


蟻坂

GNSS測量でトラバー(基準点)を出しているんですね。

お客様

基準点として使っています。
現場ではGNSSで1点測設して、それをワンマン光波のトラバーとして使っている、という感じです。

お客様

もともとトラバーが無い現場だったので、他社のGNSS測量機でトラバーを作っていたんです。光波で精度確認しても、その時のトラバーとほぼほぼ変わらないし、±何ミリの精度で入ってきているので十分トラバーとして使えています。

蟻坂

VRS方式の誤差は3~4cmですが、精度がだいぶいいですね。

お客様

だいぶ良いです。
ただ、高さだけがうまくいかない事があるんです。光波で確認すると、10点くらい測設したら2点くらいは1~2cmズレるのもあります。
でも誤差が大きいものは使わないことにして、数を多めに打って精度のいいトラバーだけ使うようにしています。

お客様

太陽光の現場では、基準点として十分使えます。


蟻坂

機能はいかがでしょう

お客様

機能的にもね、良いと思いますよ。
現場データはCADから座標から全部読込みできるので。それで出力もできますから。


蟻坂

CSSではGNSS測量での架台の位置出しが効率的だとオススメしていますが、架台の位置はGNSSで出していないんですか?

お客様

基準点はGNSSで出して、架台の位置はワンマン光波で出してます。
GNSSは後方交会しなくていいですから、数ミリの精度で出せるし、これで位置出し始めたら相当早いと思う。

お客様

ただ、今回の現場は架台の位置を2万9千本くらい出さなきゃいけないんです。それなら、1台しかレンタルしていないGNSSよりも、慣れていて台数も多いワンマン光波で何人かで一気に位置出ししたほうが、やっぱり早い。

お客様

位置出しして穴を掘るとき、穴の偏心がずれたりするじゃないですか。穴を掘る時も見ながらやらなきゃいけないから、ポールが大きいGNSSより、小さくて軽いワンマン光波のほうが使い勝手がいいです。ポールが大きいと、杭の上に載せて高さを見たりするのはちょっと難しいので。

蟻坂

なるほど。
GNSSとワンマン光波で使い分けているんですね。


蟻坂

CHC-GNSSを選んだ決め手はなんですか?

お客様

本当は他メーカーのを買おうと思ってました。
でも精度的にも変わらないし、値段も少し安いじゃないですか。

お客様

CSSさんとの付き合いも結構長くなってきて、ワンマン光波とかも借りているので、借りているところから買った方がいいんじゃない?ということになりました。


蟻坂

価格はいかがでしたか?

お客様

値段は安いことにこしたことはないです。
価格的には、普通くらいかな。

お客様

でも従来のことを考えたらずいぶん安くなったと思います。
昔だったら、1点のトラバーを外注して10万~15万円くらいかかっていたので、現場で自分たちで出来るというのはすごく便利です。

蟻坂

ありがとうございました。
また何かあればお気軽にご連絡ください。
今後ともよろしくお願いします。